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執筆者の写真WITHネイチャー編集部

「雪山講習会・実践編~①」 (@富士山・五~六合目)開講しました。

◆活動報告◆

12/17(土)~12/18(日) 「雪山講習会・実践編~①」  (@富士山・五~六合目) 開講しました。

事前から 「今年は雪が少ない」と 聞いてはいましたが 本当に少なかったです(^^;

ただし、イベント当日に “奇跡”は起きました。

初日、「馬返し」から 薄っぺらい雪化粧の道を 黙々と登り 五合目に近づいたあたりから 粉雪が舞い出しました。

雪はその後も降り続き 翌朝・起床した頃には 周囲の状況が一変!!(@@;

二日目は 概ね膝下ぐらいの積雪量に なっていたと思います。

初日は、曇天 二日目は、晴天でしたが

両日ともに 恐ろしいほど風が強く

五合目近辺でも 断続的に 15m~20m/sの風が吹き

時々ブリザードのような 激しい雪煙が 巻き起こっていました。

特に、二日目… 六合目から上は 凄まじい風で まともに歩行するのも 困難な状況でした。

参加者の装備トラブル等もあり 七合目手前で引き返しましたが

参加した皆様全員が 「冬山の怖さ」を リアルに体感したのでは?と思います。

使用する機会の少ない? バラクラバやゴーグルも大活躍!!

雪山装備の大切さを 改めて 実感できたのではないでしょうか?

肝心の講習の中身についても

悪天候であったことが 逆に、参加者の皆様に 「良い緊張感」を 与えてくれたと思います。

初日は、 時間の許す限り アイゼンの装着と歩行の基本 ピッケルの持ち方・使い方の基本などを 一通り学んでもらいましたが

強風下だったこともあり ピッケルを使った耐風姿勢などは 皆さんの真剣さが伝わってきました。

二日目のピッケル制動訓練も

周囲に雪も増え 実際に滑落が起こりうる場面や 積雪した斜面の危険性などについて 容易にイメージできたせいか?

皆さんから活発な質問が飛び交い

各自にやってもらう滑落停止の動作も 実に熱がこもっていました。

参加された皆様にとっては 学ぶことの多い… かつ、質実がともなった とても良い学習機会になったと思います。

終始「強風」と苦闘しながらも 片や 雪山ならではの楽しさや感動も 随所にありました。

初日夜・吹雪の隙間に一瞬の静寂 凜とした空気の中で眺む美しい夜景…

翌朝は、前日と全く異なリ 目前に拡がる圧巻の大パノラマ…

眼下の街並みは雪景色… 白銀を帯びた御坂山地の山並み… 彼方には、雪山化した 奥秩父や丹沢の荘厳たる山容…

日の出間もない太陽が 樹林の隙間や雪斜面から燦然と放つ光…

時折、見上げれば 蒼天に雲を巻き上げる 迫力の富士山頂付近…

きっと、各人にとって どれもこれもが 感動的なモーメントであったに 違いありません。 (雪山が初めて♪という方も 多くいたので…)

中でも、やはり 宿舎となった「佐藤小屋」での ひとときは

何よりも想い出深い♫ 時間だったのではないでしょうか?

薪ストーブの火が薫る 温かい山小屋での団欒

外はシンシンと雪が降り積もり 洒落たワインを片手に雪見酒気分…

小屋の豪勢な晩ご飯「スキヤキ風鍋」や スタッフ陣が準備した絶品アヒージョなど…

ふんだんに供されるご馳走を囲み 仲間達との語らいにも花が咲く…

合間に合間に、 佐藤小屋のご主人や女将さん さらには、 息子さんまで巻き込んで(笑)

あれやこれやと… 楽しい時間を過ごさせていただきました。

「佐藤小屋… お料理サイコー!」

「こんなことまで  やってくれる???(^^; (…の・おもてなし)」

「居心地良すぎ!(*゚∀゚*)」

参加者の皆様から 賞賛の言葉が相次ぎました。

もし今回のイベントが 参加された皆様にとって 十分に満足行く催しであった… としたならば

それは「佐藤小屋」さんという 貴重な存在があったればこそ。

この場をお借りして 様々な便宜を図っていただいた 佐藤小屋の皆さんに 心より御礼を申し上げます。

活動報告 以上


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