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執筆者の写真WITHネイチャー編集部

2月10日(土)~2月11日(月・祝)スノーハイク♪Special-2024三日連続!!! 雪山づくし~②越前・雪山三山最終日のリポートです。

◆活動報告◆

2月10日(土)~2月11日(月・祝)

スノーハイク♪Special-2024

三日連続!!! 雪山づくし~②

越前・雪山三山

最終日のリポートです。

いよいよ本命

日本百名山・荒島岳への挑戦。

ハプニング続出でした(笑)

朝5時に起床して、外を見たら

雪が深々と降り積もっていました。

天気予報では未明から

午前中いっぱい

降り続く見通しで

一同

「雪中登山」を覚悟しました。

出発前

宿舎「阿さひ旅館」さんの

豪華な朝食に感動♪(^▽^)

温かい湯豆腐や野菜の煮浸し

焼き鮭、ゆで玉子、お新香と

実に手の込んだ品々。

美味しいご飯で

お腹を一杯に満たしての出発でした。

旧・勝原スキー場の

登山口に着くと

これまたビックリ(*_*)

天候はあまり良くないのに

朝早くから

駐車場に多くの車が停まり

登山者多数

すでに10組以上の登山者が

先行しているようでした。

前年のイベント時(残雪期)に比べると

雪の量はかなり多く

前日の降雪もあったため

多少の苦戦を予想していましたが

これだけ先行者がいれば

トレースはバッチリ!

…のハズ(‘◇’)ゞ

幸い

降っていた雪も止んできて

新雪の感触を味わいながら

上々な気分での

クライムオンでした。

ただし

このコースは序盤から

急登が続きます。

旧リフトトップを過ぎたあたりで

トラブル発生…

Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)

参加者の1名が

体調不良を訴えたため

ご本人の状態なども確認し

まだ序盤なのに

引き返してもらうことになりました。

三日間に渡る遠征。

この数日、雪山歩きを続けて

頑張ったことでの疲労も

あったのでしょう。

本命・荒島岳を目の前にして

無念のリタイア

ご本人も

さぞかし忸怩たる想い

だったことでしょう。

このあたり、

個々の皆様の体調ケアなどが

不十分だったことは否めません。

我々主催者側としては

大いに反省すべき

材料となりました

ただ、

リタイアしたご本人が

辛苦を表に出さず

とても明るく振舞ってくれたことが

救いでした。

「(自分に)…構わずに

 登ってきてください」

エールにも近い言葉に(^^ゞ

後押しされるように

残った二人で山頂を目指しました。

「この人の分まで…

 絶対に登ってやる!!」

 ヽ(`Д´)ノ

心に決めた瞬間でした。

急登に耐えながら登る…

先行者のトレースもあり

シャクナゲ平・手前まで

ツボ足(ノー・アイゼン)で

行けました。

天気も回復してきて

部分的に青空も広がってきて

時折・樹林の切れ間から

白山連峰の山並みも見え

とてもイイ感じで

登っていました。

…が、

斜度が急になると

深雪で足が安定しなくなり

たまらずアイゼンを装着。

そして

名所「モチガカベ」を迂回し

いよいよ

稜線を目指そうか…?

という所で

また異変がっ!!(゜Д゜;)

モチガカベの急登前で

10人以上の登山者たちが

トレースを失って

停滞していたのです。

前夜からの降雪

この先はノートレイス。

(確かに引き返してきた

  登山者にも会いました)

若いカップルを先頭に

5~6人の登山者が

アタックしていますが

皆さん「ラッセル」は

というより

「ノートレイス状況」

そのものに不慣れなようで

なかなか

ルートを切り拓けない様子でした。

周囲には、

ラッセルを躊躇し

あえて・すぐ列に加わらず

先行者の

苦闘の様子を傍観し

ルートが出来てから

ついて行こうとする…

そうした

したたかな顔も多数いました。

こうした状況を見かね…

WITHネイチャーのガイドは

スルスルっと、

一気に 列の3番手につけて

自らラッセルを買って出ることを

決断しました。

果敢に挑んでいた先頭の若者は

ルート・ファインディングが

うまく出来ていませんでした。

「どこを登れば???(゜Д゜;)」

後を振り返って、明らかに

助けを乞うていました。

「右手に少し

 トラバースするように

 斜め右上に進み、まずは

 その緩やかな斜面上まで

 出てください」

ガイドがすかさず後から指示。

何とか緩斜面上まで出たところで

「次に左上の斜面を

 直登します。

 疲れたら

 後の人に代わってください。

 順番に交代して

 進んでいくのです」

…努めて冷静に

 指示を次々と繰り出す。

頷く人が数名。

ガイドの言う通りに

動いてくれました。

「チーム」が誕生した瞬間でした。

次の若者に交代しましたが

急斜面で、雪が胸までくる状況。

急斜面では

ピッケルを両手で持ち

雪をかき分け…

膝を使う…

時にアイゼンで蹴り込む…

ラッセルのやり方は

知っているようでしたが

経験不足なためか?

なかなか急斜面を突破できない。

20mぐらい登ったところで

力尽きてガイドと交代。

ここから

ガイドが先頭に立ち

ピッケルとアイゼンを駆使し

スピードをあげて

30mぐらいを登る…Σ(゚∀゚ノ)ノ

一気に急斜面を突破❢❢

稜線に飛び出ました

稜線に出てからも

やはり雪が深く

腿上ラッセルが続きました。

ガイドが先頭のまま

200mぐらい切り拓きましたが

さすがに疲労困憊して

次の人と交代…

以降、

ガイドを中心に3人程度で

先頭を交代交代して

進んでいく…

こうしてなんとか

山頂へのルートが切り拓けたのでした。

本来は

稜線に出たところで

スノーシューやワカンに

履き替えれば

もっとラクに

登頂できたでしょう。

実際・中荒島岳の手前で

後からラクラクとついてきた

スノーシューやワカンを装着した数名に

追い抜かれ

先行を委ねました。

しかし、

スノーシューやワカンを持たず

アイゼンだけ装着している人が

後ろに何人もいるのです。

そうした人たちは

スノーシューやワカンの跡を

ついていっても

足が深雪にはまり苦労する…

何よりここまで

皆で頑張って来たのだから…

アイゼン歩行で

ルートを完結することに

固執していました

山頂まであとわずか

という所で

ガイドも含め

当初からラッセルしていた面々は

疲弊し・もはや先頭を

歩ける状態ではありませんでした

しかし

山頂に近づくにつれ

まだ元気な後続者たちが

「ラッセル…

ありがとうございました」

と、お礼の言葉を述べて

次々と自分たちを追い抜き

山頂への道筋作りを

完結してくれたのでした。

残念なことに

苦労して辿り着いた山頂は

厚い雲に覆われ

周囲の眺望を見ることは

叶いませんでしたが…

それでも…

「頑張った!!」

「やり切った!!!」

\(^o^;)/

身体に感じる疲労も心地よい

実に

達成感・満足感いっぱいの

雪山登山となりました

山頂到着後、下山の途中

そして 下山してからも…

ガイドは色んな人から挨拶され

感謝の言葉を受けました

そして、山頂では

一緒にラッセルしていた数名と

笑顔で握手を交わし

互いの健闘を称え合ったのでした。

全て

見ず知らずの皆様ですが…(笑)

遠路はるばる越前路…

三日間の締めくくりとして

とても感動的な

フィナーレになったと思います。

この地域が有する

自然資源・観光資源の多様さ…

奥深さを知り…

ますます好きになりました♬

「福井県…イイ!♪

 また来ましょうね!?

( ̄▽ ̄)」

屈託のない笑顔で

参加された方が放ってくれた

その言葉に

全てが凝縮されていると思います。

なので、もちろん

来シーズンもまた

企画させていただきます(^^ゞ

※幸いにもこの近辺は

  雪山の宝庫

  まだまだイイ山が

  たくさんあるのです。

どうぞ、お楽しみに…♫

スノーハイクSpecial

@越前・雪山三山

活動報告 以上



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